女性が太りやすい理由

 女性は、男性よりも太りやすいということは皆さんご存じだろう。これは、ホルモンなどの関係により、脂肪がつきやすくなっている。女性の場合は、子供を産み育てるために、より多くの脂肪を蓄積しておかなくてはならないのである。これは、変わることのない人体の仕組みであるため、しようがないことなのである。
 子供を産む際の飢餓に供えるために、女性の身体というものは全体的に男性と比べると丸み帯でいる。これは、身体が皮下脂肪を蓄積していることを意味しており、子供を身ごもった際には、その脂肪が胎児の栄養分になったり、保護したりするために必要となってくる。また、女性ホルモンの働きの中で、脂肪を作るという働きがある。女性の体脂肪がなかなか減らないという理由や、男性と比べると体脂肪率が多いのはこのホルモンの働きが関係している。



さらに詳しく紹介をしよう。女性には、大きく分けて太りやすくなる時期が3回あるといわれている。
 1つ目は、思春期である。思春期の際には、女性ホルモンなどの活動が活発になり、体重が急激に増加し、皮下脂肪を蓄積しようとする。つまり、女性らしい丸み帯びている体になろうとしているのである。この時期にダイエットなどをしてしまうと、妊娠ができないなどの問題が出てくる。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)?人間ドック、生活習慣病健診施設 社会医療法人財団 石心会 アルファメディック・クリニック

 2つ目は、経験している方もいらっしゃるだろうが、妊娠、出産の際である。胎児を育てるために食欲が高まり、脂肪が蓄積され、太りやすい体質になってしまう。しかし、出産後も癖でそのまま妊娠中と同じような食生活を送ってしまうと、体重は増加し続け、最悪の場合、肥満さらに生活習慣病になってしまい、体重を減らすことが困難になってしまう。ゆえに、出産後は、食生活の調節を早めに取りかかってもらいたい。

内臓脂肪測定 - 神戸逓信病院

 最後は、更年期である。閉経前後の約10年間が一般的に更年期といわれている。卵巣から分泌される女性ホルモンが減少していくが、脂肪が減るというわけではなく、皮下脂肪から、内臓脂肪に変化してしまう。内臓脂肪になってしまうと、有名な疾患として肝硬変などが挙げられる。さらに、食生活の調節を行わなくては、生活習慣病になってしまう。高齢者に生活習慣病が多いのはこの食生活の調節がうまくいっていないことがあげられるだろう。
女性の方が男性に比べて脂肪が付きやすいことには、人体の仕組みに関係しており、それらはこれからもずっと受け継がれていくのである。